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MRは家を買うべき?それとも賃貸にすべき?

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マイホームのイメージ (写真AC様より)

今日もお疲れ様です。最近僕の周りで同世代の人でも持ち家購入を検討しだす人や、実際に買ったという人が増えてきました。今回は全国転勤のMR職が家を買うべきか否かについて、考えていきます。

 (目安:3分)

 

 

【目次】

何を大事にするか

持ち家vs賃貸の論争については、もうずーっと昔からされていますよね。どちらが正解ということは無く、切り口とか見方、自分が大事にしていることによってそれぞれだと思います。一般的に経済的な面で比較すると賃貸の方がいいなんていう話もある一方で持ち家でしか叶えられない夢もあったり。

今回はMRの働き方や制度と照らし合わせながら、両方の切り口で考えていこうと思います。

転勤と家賃補助

MRに限らず全国転勤の仕事は多いですが、そういう仕事は大体ある程度の家賃補助が出る会社が多いのではないでしょうか。MRの場合では、多かれ少なかれどこの会社も家賃補助は出ます。なので賃貸であれば元の家賃の半額やそれ以下で済むことも可能になりますね。

会社によっては持ち家を持っていると家賃手当という形で非課税の手当が支給されるところもあります。住宅ローンのうちある程度を会社が返済してくれると思うと、羨ましいですね。

 

転勤のスパンはまちまちですが、早くて3年、長くても12年ほどじゃないでしょうか。早いうちに家を買っているベテランの方で、いわゆるふるさと人事で持ち家のあるエリアに戻ってくるなんていうケースもありますし、家を建てても全然住めないなんていうことは減っているのかもしれません。

お金の話

持ち家と賃貸とで、結局どちらがオトクなの?なんていう話はよくありますよね。YouTubeでもいろんな検証系の動画は上がっていますし、細かい計算はここではしません。ですが、簡単にそれぞれのメリットデメリットを書いてみます。

持ち家のメリット・デメリット

メリット

よく、「家賃を払い続けるくらいなら、持ち家の方が最終的に資産になるよ!」とか、「金利が低いうちに住宅ローンを組んでおくべきだよ!」というアドバイスを頂きます。これはその通りメリットになると思います。厳密には、支払った額分の資産として最終的に残るかどうかは怪しいところですが、少なくとも土地を持っているというのは大きいですね。建物は劣化して資産価値が下がったとしても、土地の資産価値は(場所にもよりますが)建物ほどは下落しませんし、修繕の必要ももちろんありません。金利についても、長期的な将来のことは分かりませんが、ゼロ成長を続ける日本においてはまだしばらく低金利が続くでしょう。であればローンを組んでおくというのは賢い選択と思います。今なら住宅ローン減税など優遇措置もありますので、トータルで見たら少しお買い得だった!なんていうこともありそうです。

 

デメリット

持ち家ならではの経済的なデメリットとしては、やはり固定資産税でしょう。たとえローンを返済し終わったとしても、固定資産税から逃げることは出来ません。毎年徴収されます。こちらに関しては「資産を持つ」ことに対するリスクですね。

加えて、MRならではの経済的デメリットとしては、単身赴任を考えなければいけませんね。例えば持ち家を首都圏に持ち、関西圏に単身赴任をしている場合、単身赴任先の家賃補助は手厚く出るでしょう。手出しがほぼゼロだったとしても、首都圏の持ち家の方はローンの返済額がまるまるかかってきます。せっかく買った家なのに、お金だけ払って住むことが出来ない。こういったデメリットがありそうです。

賃貸のメリット・デメリット

メリット

全般的に持ち家のメリットデメリットの裏返しにはなりますが、メリットとしては住宅ローン返済よりも家賃支払いの方が安い傾向にあり、なおかつ家賃補助もあるので手出しをものすごく低く抑えられるという点ですね。固定資産税もかかりませんから、家賃のほかにかかってくる費用もほとんどありません。仮に首都圏に部屋を借りて家族を残し、関西に単身赴任するなんていうケースであれば別ですが、持ち家でもないのでよほどのことが無ければ一緒に住みますよね。

 

デメリット

最終的に資産を持てない、というところですね。「せっかくお金を払うなら、いつかは自分のものに」という考えであれば、このデメリットは許せないかもしれません。

さらに言うと、家賃補助の制度自体を、ある意味会社に依存している状態なので、会社の旗振り一つで手出しが変わってしまうリスクはあるでしょう。

幸せ度の話

お金じゃ測れない、「いつかこうしてみたかった」という想いの部分ですね。やっぱり憧れはありますよね。MRとして働きながらという側面で考えてみたいと思います。

持ち家のメリット・デメリット

メリット

一般論にはなりますが、やはり所有感が満たされることですよね。夢のマイホームなんて言葉もあるくらいで、人生のうちの節目のような位置づけでしょうか。賃貸とは異なり、自分の好きな間取りに出来たり、細かなデザインなども持ち家でないと出来ませんね。

分譲マンションの場合は、一戸建てに比べると自由度は下がりますが、それでも家の中はある程度自由にできますね。

職場の諸先輩方、特に大ベテランの方は、ほとんど持ち家ですね。僕の周りのケースですが、イメージでは7割くらいの人が持ち家だと思います。所長課長クラスになるともっと多い印象です

 

デメリット

家を買える経済力とライフステージになったとて、転勤がなくなるわけではありません。それは所長や課長になっても同じですね。そういった意味で、住めている間は幸せなんでしょうが、いつ終わりが来るか分からないというデメリットはあります。とはいえ、家がなくなるわけではありませんし、家族が住んでいるならと思うなら、それはそれで幸せなのかもしれません。

 

あとはどうしてもお隣さんを選べないというのが持ち家の一番のデメリットですよね。最近では同じような一戸建てを区画全体に作るケースもよく見かけます。立地や間取りに気に入って家自体は大好き!だったとしても、お隣さんは選べません。ご近所トラブルになったとしても思うように家を変えることは出来ないというのが、持ち家のデメリットとして考えられます。

賃貸のメリット・デメリット

メリット

賃貸の一番のメリットは、身軽であるということですよね。家族構成が変わったから家のサイズも見直そうか、となったときにも持ち家よりはフレキシブルに動けますし、ご近所トラブルに遭遇したときも逃げやすいというメリットがあります。

全国転勤ありきのMRとしては、「持たない」ことこそが心のゆとりにつながるかもしれません。先ほど、僕の周りでは所長・課長クラスの人ではほとんどが持ち家ですと書きました。賃貸は少数派なのでやっぱりオススメできないの?と思われるかもしれませんが、僕はそうは思いません。家を買える年齢となると、小学生の子供がいたりということも多いかと思います。最近では一軒家の賃貸も増えてきましたし、身軽でいたいという人にとって選択肢は増えてきていると思います。実際、過去に僕の上司だった方も3人の小学生のお子さんがいらっしゃって、閑静な住宅街に賃貸の戸建てを借りられていました。その前も関東圏で賃貸マンションだったそうで、「転勤ごとに新しくてキレイな家に住めるので楽しい」と仰っていましたね。

 

デメリット

これはまあプライドというか世間体というか、「家買わないの?」という圧力(?)は少なからずあると思います。少数派は少数派ですし、世代的にも「MRは給料もいいんだから家は買っとけ!」という方が多いですよね。「ローン返済を考えると、もう買えないかな」なんて考えるのも悲しいですが、まあその分自由で身軽であるというマインドがあれば、気にしない人は気にしないのでしょう。

 

まとめ

今回は全国転勤ありきのMR職が家を買うべきか否か、というテーマで持論を展開してみました。昔から議論されてきたように、お金を重視するか幸せ度を重視するかで大きく変わってきますし、結局は自分の価値観でという身も蓋もない話にはなってしまいますが、、、

 

まあこの意見には抜けている視点もあります。例えばインフレリスク。金融緩和や財政政策をばしばし打ち続けている日本の財政状況を考えて、今後予期せぬインフレが起きるとしたら、ローンを組んででも資産を持っている方が得をするということはあります。そちらについてもまた改めて書いていきたいなと考えています。

 

幸せについては人それぞれすぎて語るに語れないので、経済的な話でまとめさせていただくと、仮に新築マイホームを買うという場合はローン返済までしっかり稼ぎ続けないといけませんよね。ここ最近、大手上場企業も続々と「人減らし」が始まっており、終身雇用の限界だなんて言われています。コロナ禍もあり2年後3年後も全く見通せないなかで、35年ローンを組んで家を買う、ということが、個人的にはかなり大きいリスクだと思います。

 

住むところは自由に決めたい、という想いもありますしね、個人的に。だからこそ会社に依存しなくてもいいように「生きる力」をつけたいわけで。

もっともっと自立する力をつけていかないとな、と思う今日なのでした。

 

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