心をつかむ。営業マンが実践しているプレゼンテクニック4選
しっかり準備してきたプレゼンテーションであればあるほど、しっかり成功させたいですよね。今回は、営業職である私が普段から実践しているプレゼンテーション当日のテクニックをまとめていきます!
- 好印象を持たれるプレゼンをしたい人
- 声の出し方や目線などのテクニックを知りたい人
- 聞き手の心をつかむプレゼンテーションをしたい人
緊張してしまう?
緊張してしまって上手く自分の力を発揮できない、という方もいらっしゃると思います。緊張しないために必要な心構えについては、別の記事でまとめておりますので、よろしければそちらもご覧ください!
プレゼンテーションのテクニック
声と間
発表の場ですから、何といっても一番大事なのは声の出し方と間の取り方です。最も意識すべきなのは声を出すスピードです。どんな人でも発表するときには少し早口になってしまうもの。練習の時の0.8倍速で読むくらいの意識でちょうどよくなります。
そんなにゆっくりにしたら違和感があるんじゃ…と不安に思うかもしれませんが、聞き手は話を聞くのと同時に映写されたスライドを理解しようと目を動かしています。やりすぎかなと思うくらいゆっくりでも大丈夫です。
加えて、間も上手く使っていきましょう。間を取ることによってさまざまなメリットがあります。
- 考える時間を取ることで、聞き手により理解してもらえる
- 目線が下がっている聞き手の顔を上げることが出来る
- 間の後に続く言葉が、より印象深くなる
発表に緩急がつくので、メリハリのあるプレゼンになります。特に注目してほしいところで、積極的に活用していきましょう。
一方、あまり間を取りすぎると聞き手が不安を感じてしまいます。間を取る時は2秒~3秒くらいを目安にするといいでしょう。
- スピードをゆっくり。練習の0.8倍くらいでちょうどいい
- 間を上手く使うと効果的!2秒~3秒を目安に
目線
緊張していると、ついつい身体ごとスクリーンを向いてしまいますよね。もちろん、レーザーポインターで指し示しながら説明するときは身体がスクリーンを向いてしまうかと思いますが、「このスライドから言いたいこと」を伝えるときは、なるべく聞き手を見るようにしましょう。
これまでに、「一人ひとりの目を2秒くらいずつ見るようにしましょう」と言われたことはありませんでしょうか?理屈では効果的なのは分かるのですが、なかなか恥ずかしいですよね。発表にいっぱいいっぱいなので、私も正直そこまで余裕が無いことが多いです。
そんなときに便利なテクニックが、会場全体をアルファベットの「Z」を描くように見る、というものです。Zなのでプレゼンターからは目が合わない人もいるのですが、不思議なことに聞き手からは「あ、見られてる!」と全員に感じてもらえます。おすすめなのでぜひ試してみてください。
- 会場全体を「Z」に見ると、聞き手は全員見られていると感じる
便利な枕詞
プレゼンターは、どんな立場であってもへりくだって発言することが一般的です。同じデータを使って同じように話していても、枕詞のあるなしで聞き手の受け取り方が180度変わります。聞き手に不快感を与えないようにするための便利な枕詞をご紹介します。
- ご存知の通り (ご承知の通りはNG)
- 申し上げるまでもありませんが
- 釈迦に説法とは存じますが
使い分ける必要はなく、どれかひとつだけ使えるようにすればOKです。ここで注意したいのが、「ご承知の通り」がNGということです。”承”の字は読んで字のごとく「うけたまわる」というへりくだった言い方です。本来は自分に対して使う謙譲語としての意味合いであって、相手に対して使うことは失礼にあたります。
同様の理由で「ご承知おきください」も誤った使い方になりますので注意しましょう。この場合、正しくは「お含みおきください」「お知りおきください」となります。
- へりくだった枕詞を使うだけで、印象がUP!
問いかけ
上級者向けテクニックのように思われがちですが、コツをつかんでしまえば誰でも使える便利テクニックです!問いかけをすることによって生まれるメリットには、次のようなものがあります。
- 聞き手の集中力が一気に回復する!
- 聞き手自身に想像してもらうことで、記憶に残りやすくなる!
- 双方向性が生まれ、聞き手の参加者意識が高まる!
コツとしては、誰もがイメージしやすい内容を選ぶということです。例えば、
- ダイエットというと、どんなイメージがありますか?
- AIによって、今の仕事はどう変わると思いますか?
こんな具合です。想像力を掻き立てるようなオープンクエスチョンが望ましいですね。プレゼンターの狙いとしては、集中力を回復してもらうことと、聞き手に自分事として聞いてもらうことですので、無理に答えてもらう必要はありません。
- コツをつかめば問いかけは簡単かつ便利なテクニック!
- イメージしやすいオープンクエスチョンを使おう
避けた方がよい事
説得するような言い方
聞き手が、話を聞くのをやめてしまうリスクもあるので要注意です。綺麗な言葉遣いや枕詞で話していたとしても、伝わり方によっては聞き手が「いや、それは違うと思うなあ」と感じてしまうこともあります。
例えばスポーツドリンクで考えてみます。あなたは熱狂的なアクエリアス派で、どんな時でもアクエリアスしか飲まないとします。そこに友人が、「絶対にポカリスエットがいいよ!なぜなら・・・」と説明されたとしたらどんな気持ちでしょうか。
たとえその理由がものすごく理にかなっていたとしても、意地が働いてポカリスエットなんか飲むものかと思ってしまうものですよね。それと同様に、プレゼンテーションでも「聞き手の考え方やスタンスを尊重する」ことが重要になります。
営業であった場合は、説得ではなく提案するように心がけてみましょう。「こういったケースでは、この〇〇という商品がお役に立てると思いますが、いかがでしょうか?」といった具合です。
- 綺麗な言葉を使っても、伝え方を間違えると聞く耳を持ってもらえない
- 聞き手の考え方やスタンスを尊重して、提案しよう
過剰なジェスチャー
TEDトークのようなエンターテインメント性の高いプレゼンテーションは別として、過剰なジェスチャーは聞き手の気が散ってしまうリスクがありますので、控えましょう。
その場に立ち止まったまま出来るもので、身体を動かす時間は多くても発表時間の1/3にとどめましょう。それ以上動いていると、聞き手が集中できません。
一方、ジェスチャーを使うときはメリハリをもって大きくゆっくりを意識しましょう。指先までしっかり伸ばすことで、効果的なジェスチャーになります。
- ジェスチャーを使うなら、長くても発表時間の1/3に収まるように
- 使うときはメリハリをもってしっかりと!
まとめ:最後は練習あるのみ!
いかがでしたでしょうか。今回は、私がこれまで失敗しながら見つけてきたプレゼンテーション本番の時のテクニックをご紹介させていただきました。準備するときに気を付けることも別記事にまとめておりますので、よろしければそちらもご覧ください。
ケースバイケースで、使えるもの使えないものがあるかと思いますが、今回ご紹介したものは多くの場面で使えるものですので、ぜひご参考ください。
もし、もっと他のノウハウも知りたいと思われる方は、私がこれまでに勉強させていただいた書籍をご紹介いたしますので、ご参考ください!発声方法や1:1コミュニケーションなど、より具体的なノウハウをご紹介されておりますので、きっと役に立つと思います。
▼考え方だけでなく表情など声の出し方なども知りたいという方はこちら!
▼「自分は上手く話せないから…」とネガティブに考えてしまいがちな人はこちら!
最後までご覧いただき本当にありがとうございました。
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