FP3級の試験を振り返って
こんにちは。
ご覧いただきありがとうございます。
現役MRのとつばりと申します。
雨上がりの都心部は花粉がひどいですね。
かなり重度の花粉症なのですが、外回りで車を運転する身からすると眠くなる抗アレルギー薬は堪えます。
幸いスギ・ヒノキくらいなので、ゴールデンウィークあたりになればいくらか落ち着くのですが、ボックスティッシュを手放せない今日この頃です。
さて、1月24日に受験したFP3級の試験結果が返ってきました!
結果は…
<完全合格>
まあ正直そうそう落ちる人はいない資格試験でしょうけどね。
合格された方はご存知と思いますが、「合格・不合格」だけではなく、
学科と実技がある関係で、「完全合格・一部合格」があるんですよね。
分かってはいても、ただの合格でなく"完全"合格っていうところに少し笑ってしまいました。
そんな大げさな~と。
2021年1発目の資格試験だったということもありFPに関しては節目にもなりますので、勉強時間やよかったことなど、振り返ってみようかと思います。
【目次】
受験のきっかけ
コロナ禍による漠然とした不安が大きかったと思います。
MR職の給与体系をご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、残業や外勤が多いので月の固定給以外にも残業代や各種手当が比較的手厚かったりするんですね。
ただ緊急事態宣言に伴う活動自粛や、講演会のキャンセルが相次いだことで、はっきりと収入が落ち込みました。サラリーマンと言えども例外ではない…。
改めて給与明細を見ているうちに、税金の知識だったり社会保障の知識が全然ないことに気づきました。いわゆるマネーリテラシーですね。
時間もあるし、まずは体系的に勉強しないとな!そう思ったのがきっかけでした。
活用したテキスト
みんなが欲しかった!シリーズ。もう王道中の王道ですね。
「FP テキスト おすすめ」なんかで検索したら、そりゃもう一番上に出てくるんじゃないかっていうレベルです。
フルカラーでしたし頻出箇所はしっかり目立つように書かれているので、効率よく勉強できるテキストと思います。
試験を受けてみて感じましたが、要点をぎゅっと絞って問題に対応出来るように記載されているので、まとまった時間の取れない方やスキマ時間を生かしたい方にはおすすめです。
この画像の問題集と合わせて教科書を買いました。直前予想問題集などもあるそうですが、3級対策でしたら特に必要ないかと思われます。全くの新しい問題は、ほんの数問程度しか出てきませんので。
勉強時間と勉強法
トータル50時間ほどでした。
毎日ではありませんでしたが平日は仕事終わりに1時間、土日どちらかで3時間程度。
出題範囲は6章なので、各10時間弱っていうことですね。
勉強法ですが、まずは教科書を流し読みしました。教科書にも過去問が少しだけついているので、そこまで一気にという感じで。その後、問題集に取り掛かる流れです。
流し読みなので、1週目はまあ半分くらい間違えてしまうんですよね。けど気にしない。計算問題もありますが、計算式は試験問題に与えられることもありますし、何よりほとんどが暗記系です。知っているか知らないかだけの問題。なので1つの章をじっくりと時間をかけてやるより、最初から最後までの流し読みを何度も繰り返すことをお勧めします。
1度にしっかり覚えるより、何回も繰り返し目に入ってくる方が、記憶に定着しやすいといわれていますよね。
教科書1章流し読み→問題集1章→教科書2章流し読み→問題集2章→・・・
2周もやれば、ほぼ受かるんじゃないかとも思います。
試験当日の注意点
とある大学の講義室が会場でした。
縦は30人くらい座れるような広さです。
コロナ禍での感染対策ということもあり、横には人が少なくなるような配置でしたが、全体でも200人弱くらいは入れる講義室じゃないですかね。
ただ意外だったのが、1割くらいの人が欠席していることでした。
たまたま受験の席が一番後ろだったということもありよく見渡せたのですが、
意外と欠席されない人が多い印象でしたね。
合格率7割くらいという話も聞きますが、これは欠席者も分母に入っているんだろうか…。
午前中の試験は学科で120分の解答時間があります。
開始1時間経過後に退出が認められるのですが、ほぼ全員退出していました笑。
これ2時間もいらないよな…と率直に思います。
途中退室した後の一番の問題は、午後の実技試験まで暇を持て余してしまうこと。
もちろん、教科書などで勉強すべきなんでしょうが、大勢の受験者が一斉に出てきますので、近隣のカフェやファミレスは一気に埋まってしまって、難民になります。
これから受験される方は、午前の学科試験が終わった後の暇つぶしスポット探しだったり、難民にならない対策をされることをお勧めします。
良かったこと・生かせること
税制や保険のメリットデメリットを体系的に知ることが出来るという点で、受験して良かったなと思いました。
試験問題では「知り合いのタナカさんに資産設計について相談されて~」なんていう設定がありそれについて適切な提案を答える、みたいなものもあります。
実際、こういった相談を受けたとしても、FP3級の知識で適切な提案が出来るようになるとは到底思えません。(回答はマークシートですしね。)
ただ、「年金の縛りがざっくりどうなっているのか」とか、「もし子供が生まれたら使える制度にはこんなものがあるんだ」とか、そういったいつか使うかもしれないけど知らないと損をするお金の知識を習得できたのは本当によかったなと思います。
もしそういった制度を活用する際は、その場で検索すればいい話ですしね。存在を知らなければ検索の仕方も分からないでしょうし。
余談ですが、FPの勉強を始めてからサラリーマンでも使える経費としてどんなものがあるのか調べてみました。なんとスーツも経費に出来るそうですね!
と思って浮かれていたんですが、年間に100万円前後も使わないと経費にできないという…。普通に節約します笑。
どんな人に向いている?
正直、すべての社会人および学生にメリットがあるかと思います。
ファイナンシャルプランニング技能士を持っているから就職や収入も安心!ということはまずありえないです。
ただ、資格を持ってる持ってないではなく、お金に関する知識を持つということは生活の質であったり生産性や心のゆとりの向上にもつながると思うんですよね。
「この先どうなるか分からない」「どうしていいか分からない」これが一番の不安だと思いますし。
3級であればたった4,000円弱と2か月程度で、今後の人生で使えるノウハウを習得できます。長い目で見れば、こんなにコストパフォーマンスの優れる資格はないですね。
Gotoキャンペーンが延期となり、時間を持て余していらっしゃる方も多いかと思います。ぜひ、この機会に受験を検討されてみてはいかがでしょうか。