MRになって身についたマナーについて
お疲れ様です。新卒でMRとして就職していますので、社会人の常識というものがMR目線になっております。一応営業職ですので、それなりの礼儀作法は意識しているつもりなのですが、それが世間一般でどの程度のレベルなのかって、意外と気づかないんですよね。今日はMRで見についたマナーについてまとめていきます。
身についたマナー
身だしなみ
サラリーマンだったら皆同じ、なんて思っていました。しかし、少し周りを見渡してみると、意外ときっちりしている業界なんだなと思います。
暗黙の了解な部分はありますが、基本上下セット。ジャケパンスタイルはいません。1年365日ネクタイを着用(これは賛否両論ありますが)。
髪を染めないというのはもちろんですが、華美な時計をしない、カバンも地味めなものなど、割とお堅い業界なんですね。まあ医療機関がお得意様なのでそういう流れになるのかもしれません。
地味で個性を出しづらいからでしょうか、きっちり着こなしますね。センターラインを意識してピシッと着ている方が多い印象です。あとはネクタイ。落ち着いた色のなかでも上品さのあるものをしめている方をよく見かけます。
ホスピタリティ
講演会業務で見に着きます。それこそホテルマンほどではありませんが、気配りは出来るようになっていると思います。相手の目線や仕草から「飲み物が欲しいんだな」とか、「ずっと他の先生に話しかけられて料理を取りに行こうにも動きづらそうだな。二人分料理をお持ちしてお食事を促そう」とか。
下準備の力
これも講演会つながりですが、導線を意識して下準備をする習慣が身についている気がします。以前とある医療機器メーカーの方と共催で講演会を実施したときの話です。通常私たちは、先生方の往復の交通手配は何時何分にどこへお迎えにあがるのか確認。帰りのタクシーもタクシーチケットは事前に運転手に渡しておいて先生のお手を煩わせない。別席へ行かれる先生がいる場合は、他の先生とそっと距離をあけられるようエスコートする。そういった細かい気配りをしています。
講演会が始まる打ち合わせの段階で、主幹の人以外にもこの辺すり合わせておきます。一方、とある医療機器メーカーの方は当日の設営準備こそされておりましたが、それ以外はあまり触れず。タクシーなど普段どうされているのか伺ってみると、「講演会終了前に、電話で読んでいる」とのこと。
目に見えない部分ではありますが、こういった下準備力はMRで見に着いているのかなあと思います。
敬語表現
個人的に少しやりすぎかな、と思うこともあります。例えば「させていただく」。これは二重敬語として使わないようにと、新入社員向けの一番最初の研修で教わりました。ただ、現場では当たり前のようにばんばん使われています。
ある時先輩に「させていただくは二重敬語だと習ったのですが、現場ではすごくよく使うんですね」と聞いてみました。そうしたら先輩は「医師が相手なのだから、二重敬語くらいがちょうどいい」と。なるほど納得。
営業話法
いわゆる営業トークについては、もしかしたら他の営業職の方が身についているんじゃないかと思います。というのも、医薬品のプロモーションでは言えないことの方が圧倒的に多いからです。化学的エビデンスに基づく話法しか使えませんので、どうしてもお堅い営業になりがちですね。この点に関しては他の営業職の方とか、百貨店の販売員さんが少し羨ましいです。
まとめ:服装・立ち振る舞いには自信
他の営業職を経験したことがないので何とも言えないですが、少なくとも身だしなみや所作の部分では身につくスキルが多いと思います。講演会場でお世話になっているホテルマンさんを真似したりもしています。笑
営業トークも、もう少し自由度が高かったらいいのですが。以上、本日はオチもない話ですがふと礼儀について振り返ることがあったので書かせていただきました。
【待ち行列】ITパスポートすら持ってないけど応用情報合格を目指す(8-12日目)
お疲れ様です。やっと4章(システム構成要素)まで終了しました!ここまでの勉強期間は大体2週間弱。まずまず順調かな。
この章では待ち行列や稼働率の計算問題を重点的に学習しました。待ち行列という概念は初めてでしたが、素人なりにイメージを持ちながら理解できたと思います。ポアソン分布と指数分布について、どっちがどっちかを覚えなければいけないのですが、せっかくなので、素人だからこその視点でイメージをまとめてみます。
待ち行列
待ち行列とは
待ち行列とは、確率モデルに基づく理論です。トランザクションの入力される間隔と、サービスを受ける時間とを確率論で考え、平均どのくらいの待ち時間が発生するか、という理論です。
コンビニをイメージしよう
文字にすると頭が痛くなりそうですが、コンビニのレジで例えると分かりやすいですね。コンビニで買い物をするとき、商品を選んでからレジに並びますよね。レジに並ぶ人の数は、ある時は自分が先頭ですんなり並べたり、ある時は4,5人一斉に並びだして待たされたり、まちまちです。
また、お会計にかかる時間も人それぞれです。コーヒーを買うだけなら30秒もかからないですが、友達とお泊り回の買い出し!ともなれば3分以上かかってしまうかもしれません。
待ち行列はこれでイメージすると楽ちんですね!トランザクションは処理する必要のあるもの、つまりコンビニで言えばレジに並ぶお客さんです。一方平均サービス時間はレジに商品を運んでからレシートを受け取るまでです。
〇〇率・〇〇間隔は単位で覚えよう
平均到着率 λ(ラムダ) や 平均サービス率 μ(ミュー) といった記号だと覚えづらい人もいるかもしれません。使う記号としてはこれにρ(ロー)が入るくらいなので少ないのですが、たちが悪いのが逆数を組み合わせて考えないといけない、ということですよね。逆数にするだけで○○時間になったり〇〇間隔になったりと意味がまるっきり変わります。
それぞれを1:1でリンクさせて覚えると、記号自体に意味がないので、記憶に定着しづらいです。ここはしっかり単位で覚えましょう。
平均到着率 λ は、「時間で平均を取ったら、何人のお客さんが到着するか」という意味ですので、単位は 「人 / 時間」となります。
一方、平均サービス率 μ は、「時間で平均を取ったら、何人の会計をさばけるか」という意味ですので、単位は「人 / 時間」となります。
こうして見てみると、覚えることは3つだけです。
心なしか、λは人に見えますね。どんな計算問題が出てきても、あとは単位を考えながら逆数にする必要があるのかないのか考えるだけです。
ポアソン分布と指数分布
ポアソン分布
(Wikipediaより引用)
離散的な事象をとらえる特定の・・・
ということのようですが、詳しいことは分かりません。笑 ただ、ある確立に従ってある部分でピークを取り、かつそれが正規分布でないというようなイメージで理解しました。
応用情報技術者の試験で出てくるところとしては、「到着率はポアソン分布に従う」というキーワードです。
指数分布
(Wikipediaより引用)
ポアソン過程に従う事象・・・
ということのようですが、ごめんなさい、これも学術的な理解を求められる方のご期待には沿えそうにありません。ただまあ、これはなんとなく指数分布という名前からイメージしやすいですね。
応用情報技術者の試験に出てくるところとしては、「サービス時間は指数分布に従う」というキーワードです。
分布は「来客ピーク」と「レジ処理時間」で覚えよう
到着率はポアソン分布、到着間隔は指数分布というのも、文字だけだと覚えづらいですよね。そんな時はこちらもイメージで覚えてしまいましょう。
まずポアソン分布です。こちらはずばり「来客ピーク」を使うと覚えやすいです。まず縦軸には「お客さんが100人以上入ってくる確率」、横軸には「0時~24時」を取ります。コンビニを利用する人が最も多くなる時間は、朝の通勤ラッシュ時間帯ですね。そのイメージの通り、グラフのピークが左寄りに出ています。一方で深夜になるとお客さんも減り、さすがに100人以上入ってくることもほぼないでしょうから、確率としては0に近くなっています。「来客間隔(頻度)は、ある特定の時間にピークを迎える」というイメージを持つことで、到着率=ポアソン分布と紐づけて覚えられます。
次に指数分布です。こちらは「レジ処理時間」のイメージです。縦軸には「1分以内にレジを打ち終える確率」、横軸には「商品の数」を取ってみましょう。商品の数が0個に近ければ近いほど、レジを打ち終える時間は短くなります。一方で10個も20個も持ってこられてしまうと、1分以内でレジを打ち終える確率はどんどん低くなりますね。このイメージで、サービス時間=指数分布と紐づけて覚えてしまいましょう。
まとめ:身近なイメージで理解
いかがでしたでしょうか。今回は待ち行列とポアソン分布、指数分布について、素人目線で理解したイメージを紹介しました。まだまだ先は長い勉強ですから、さらに効率よく勉強していけるように頑張ります。
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ここまでの累計勉強時間は 20 時間
【2021年】対面ディテールは復活基調!情報提供はどう変わる?
お疲れ様です。緊急事態宣言が5月末まで延長されることがほぼ確定しました。どうしても第1回目の緊急事態宣言に比べると、効果が弱くなってきているのでしょうか。MRの訪問による対面ディテールも復活の兆しを見せているようです。
情報提供の数の変化
GP市場ではコロナ流行前の水準に
同月比で4%ほど増加。特にGPでは40%以上も増加しているというデータが出ています。参考値となっている2020年3月度は、緊急事態宣言こそ出されていないものの、不要不急の訪問は控えましょうというムードがありました。そのため、全盛期に比べたら少ない数ではありますが、それでも30%前後の上昇は驚きですね。
確かに外勤をしていても、定期訪問メーカーは増えてきた印象です。一方で、会社の方針により外勤の規制度合いに差があるのでしょう、全く見かけなくなったメーカーもちらほらといます。
HPは依然として規制
HP市場においてはまだまだ規制が厳しく、営業所の病院担当者は“仕事探し”に忙しくされています。オンラインによる面会が可能な病院と、そうでない病院とで二極化しているのが現状です。自分の担当施設が運悪くオンライン面会すら完全に断られている場合は、資料の郵送くらいしか活動の幅を広げられません。
しかしそれでは会社が許さないのも事実。なんとかコンタクトの機会を創出しようと、”会うためのWeb講演会企画”を立案せざるを得ないという状況です。
Web関連の伸びが止まらない
そういった背景もあるのでしょう。2020年度からWeb関連の実施件数が急増しています。以下に各チャネルごとの情報提供数をまとめます。
MRの対面ディテールの総数は約600万回であり、Web講演会+インターネットの情報提供は約540万回となっています。MRは1日に複数の施設を回ることが出来ますが、Web講演会では、どんなに増やしたとしても製品あたり1日1回でしょう。
実際は毎日流し続けるということはありませんから、対面ディテールとほぼ同等の数ということことになります。それだけ取ってみても、オンラインでの情報提供へかなりシフトしていることがうかがえます。
グラクティブの凄まじい伸び
特にご注目頂きたいのが、グラクティブ(小野薬品)の件数の伸びです。すさまじいですね。オンラインでの情報提供では市場別・チャネル別ともに1位。3月度データにおいては2位と圧倒的な差をつけての1位になっています。
一方で対面ディテールや院内説明会では、フォシーガがランクインしています。糖尿病製品を軸に、対面とオンラインとで挟み撃ちということでしょうか。
情報提供、どう変わる?
手探りは最初だけ
DXと言われて久しいですが、最初こそはみんながみんな手探りでオンライン化に必死でした。先生方も、MRを呼ぶわけにはいかないけど、オンライン面会も出来ないし・・・とご苦労されていたと思います。
チャネルニーズはかたまりつつある
それももう今は昔。Zoomなどのツールも浸透しだして、オンライン面会に応じて下さる医師も増えてきました。施設の訪問規制が厳しい病院の医師でその傾向は強いです。
一方で、GPでもオンライン面会を積極的に取り入れる施設は増えてきたように感じます。特に3回目の緊急事態宣言が発令されてからは、感染力の強い変異株を警戒して、今まで訪問規制をしてこなかったGPでも訪問規制を敷いたりと、より厳しい状況が続いています。
オンライン面会を取り入れる人は確実に増えてきました。しかしながら、そういったツールを一切取り入れていない医師がいることも事実です。コロナ禍に突入して早1年。今この段階でオンライン面会やWeb講演会に消極的な医師については、今後も変わることはないでしょう。
ワクチンがさらに普及し、インフルエンザと同じような扱いとして社会が受け入れるまでは当面このようなスタイルが続くと思われます。その後は、GP市場においては流行前の状態に戻っていくでしょうね。
「廊下で捕まえられない」病院担当MRは
病院経営や世間体の観点から、万が一病院がクラスターになっては困ります。流行前は自由に出入りが出来た施設でも、厳しい訪問規制をかけている施設も少なくありません。
新型コロナウイルスを仮に撲滅したとしても、この規制が完全に戻ることはないと見ています。オンライン面会を取り入れることで、従来通りの情報提供を受けることに気づいてしまったからです。
これまでの病院担当者の仕事には、医局前で目当ての医師を待ち構えて、通りがかりを捕まえるというものがありました。そうした仕事は格段に減っていくと思います。
院内フォーミュラリで向かい風も強く
院内フォーミュラリをご存知でしょうか。簡単に書きますと、費用対効果を重視して院内で使う薬剤をリスト化したものです。多くの場合、院内フォーミュラリには、臨床試験のエビデンスを参考に、同種同効薬の中でも1種類か2種類の薬剤しか載りません。そのため、仮に収載されなかった場合、院内で使われることはほぼなくなります。
各メーカーはそれを阻止すべく、採用権を持った医師へ集中的にアプローチすることが求められます。そういった背景もあり、「外来枠のある医師に手広くアプローチする」ことを目的とした従来の廊下で"捕まえる"仕事は、さらに減っていくと思われます。
まとめ:対面のGP オンラインのHP
いかがでしたでしょうか。今回は、情報提供の件数の変化についてまとめてみました。GP市場では、オンラインツールを活用した情報提供が出来る施設、出来ない施設が二極化しており、中期的には流行前のような対面ディテールが主流になると見ています。
一方でHP市場においてはオンライン化がさらに進み、今までのように廊下で待ち伏せという形式は激減していくでしょう。
ただ、これは悲観的な面だけではないと思います。製薬企業としても扱う薬剤の専門性や特殊性が増してくることが予想されます。オンライン面会が今よりも主流になっていくことで、学術担当者やプロダクトマネージャーとも連携した活動が増えてくるでしょう。環境変化を前向きにとらえて、使えるものは何でも使うという精神でいたいものですね。
GP/対面 | 製品名(メーカー) | ディテール数 |
---|---|---|
1位 | テリルジー(GSK) | 47,081 |
2位 | リベルサス(MSD) | 41,081 |
3位 | ルパフィン(田辺三菱) | 37,535 |
HP/対面 | 製品名(メーカー) | ディテール数 |
---|---|---|
1位 | デエビゴ(エーザイ) | 24,957 |
2位 | サムスカ(大塚製薬) | 20,265 |
3位 | ベルソムラ(MSD) | 17,797 |
GP/オンライン | 製品名(メーカー) | ディテール数 |
---|---|---|
1位 | デエビゴ(エーザイ) | 2,291 |
2位 | タケキャブ(武田薬品) | 1,501 |
3位 | ルパフィン | 1,399 |
HP/オンライン | 製品名(メーカー) | ディテール数 |
---|---|---|
1位 | デエビゴ(エーザイ) | 5,911 |
2位 | サムスカ(大塚製薬) | 4,651 |
3位 | アジルバ | 4,548 |
GP/Web講演会 | 製品名(メーカー) | ディテール数 |
---|---|---|
1位 | グラクティブ(小野薬品) | 37,163 |
2位 | イニシンク(武田薬品) | 14,834 |
3位 | アミティーザ(マイランEPD) | 10,372 |
HP/Web講演会 | 製品名(メーカー) | ディテール数 |
---|---|---|
1位 | グラクティブ(小野薬品) | 52,804 |
2位 | イニシンク(武田薬品) | 25,091 |
3位 | アミティーザ(マイランEPD) | 18,704 |
GP/インターネット | 製品名(メーカー) | ディテール数 |
---|---|---|
1位 | グラクティブ(小野薬品) | 40,966 |
2位 | リンゼス(アステラス製薬) | 32,431 |
3位 | エクメット(大日本住友) | 30,123 |
HP/インターネット | 製品名(メーカー) | ディテール数 |
---|---|---|
1位 | グラクティブ(小野薬品) | 65,432 |
2位 | サムスカ(大塚製薬) | 46,214 |
3位 | エクメット(大日本住友) | 46,086 |
【Twitter】台本あるの?(笑)Webマーケターの勧誘文句が一周回って面白い
お疲れ様です。ブログも始めたし、せっかくならtwitterのアカウントも新しくしようということで作成しました。他のブロガーさんをフォローするつもりだったのですが、なぜかSNSマーケティングのアカウントたちに見つかり、一斉に勧誘を受けるハメに。ただ、少し付き合ってみるとあまりにもパターン化されて面白かったので、ちょっとまとめてみます。
基本の4フェーズ
管理人作成の簡易版フローチャートです。笑
ちなみに n=31 で集計しています。信じられないかもしれませんが、この31例がすべてここに集約されました。同じ人がやってる?という錯覚を覚えたほどです。
挨拶フェーズ
「はじめまして!」とか「フォローありがとうございます!」といった、一般的な挨拶からです。ここは普通ですね。
特徴的だったのは、最初のあいさつの後にほぼ必ず
といった挨拶が入るんですよね。元締めが作ったマニュアルが相当優秀なんでしょうか。
尋問フェーズ
最初挨拶だけで終わる人もいれば、挨拶の1通目からいきなり尋問フェーズに入るケースもありました。内容としては次の3つに集約されます。
面白いくらいにこれだけです。もちろん言い回しは違いますが、内容はもうこれだけ。ちなみに面白いのが、「どんな仕事してる?」と聞かれて、MRですって答えたとしても、大体スルーされます。もうなんでもいいんでしょうね、仕事してるのか学生なのかが分かれば。
そしてこの3タイプの質問、どの質問にどう答えたとしても、共感フェーズの2パターンで答えが返ってきました。
共感フェーズ
共感フェーズはこの2通りだけです。覚えやすいですね。副業目指してる人~っていうくくりだからか、もうごり押しでこのフレーズを出してきます。
ナンパフェーズ
いよいよ落としのナンパフェーズ。パターンとしては、
の2パターンなのですが、一番驚いたのが電話を提案してくる人が多いってことです。え、そんなにアグレッシブなんだと面喰いました。もちろんすべて丁重にお断りしましたが。
twitterのプロフィールも一緒
どのアカウントも、名前とプロフィールがものすごくキャッチーなんですよね。例えば名前は「タケシ@月収100万円達成」とか「ハナコ@中卒でも独立フリーランス」のものばかりです。
すごいのが、プロフィールも文章の構成が同じなんですよね。
みたいな感じです。今までの不遇さや低学歴という壁を乗り越えて、このビジネスを頑張ったから私は成功しました、みたいな。メンズファッション誌の巻末にありがちな幸運を招くアクセサリーと同じですね。
LINEで収益化
どういうビジネスなの?
ビジネスモデルとしては何種類かありますが、ここではメジャーなもの2種類ご紹介します。なお、LINEはアフィリエイトなどで直接広告収入を得ることは禁止されています。
情報商材を売る
「SNSマーケティングで成功した秘訣」であったり「ブログの集客法」に関するノウハウを、インターネット上で販売し対価を得るというものです。中には「1ヵ月で2万人にフォローされるツイート術」なんていう題材もありました。
広告収入につなげる
これはかなりグレーですが、LINEのアカウントで友達同士になり、自身のサイトに誘導して何らかの売上収益を上げさせるというものです。グレーというか限りなく黒に近い黒ですね。LINEも規約上で禁止しています。
本当に稼いでるの?暇そうだけど
DMを2,3通返すと、ものの5分10分ですぐに返事が返ってきました。電話しようとすぐに持ち掛けてきますし、暇なのかな?という印象を受けます。
過去に高校生がLINEとGoogleアドセンスを組み合わせた広告収入で逮捕された事件がありましたね。その際は、LINEに200万人の友達が登録されており、年間約1,000万円の収益を得ていました。
この高校生らのLINE友達数が200万人前後だったそうですが、今回私にDMを送ってきたアカウントの大半は友達数3桁ほどでした。200万人の友達で年間1,000万円なのに、果たして友達数3桁で「月収100万!」は本当に可能なのでしょうか。
まとめ:マッチングアプリの女性になった気分
いかがでしたでしょうか。twitterで勧誘してくるwebマーケターの勧誘文句がみんな一緒で、少し滑稽でした。今回はエンタメ色が強い内容だったかもしれませんね。
この記事を書いているときに、「あ、これマッチングアプリみたいだな」なんて思ったんですよ。
マッチングアプリに登録されたことのある人なら分かってくださるかもしれませんが、この手のアプリって男性から女性にがんがんメッセージを送るじゃないですか。しかも女性からの返信を貰える確率を高めるために、それこそ「質問(尋問?)」しまくりの「共感」しまくり。新しく登録された女性を見かけようものなら、男性からのメッセージの嵐。こりゃ女性ひきますよね。実際、僕も今回ひきました。笑
まさかtwitterで乙女心を勉強することになるとは思ってもいなかった今日なのでした。
資産形成セミナーに参加したら、友人の巧みな”集客”だった話
お疲れ様です。先日(といっても2年ほど前ですが)、MRになって転勤してから知り合った友人とご飯を食べに行きました。同業ということもあり今後のキャリアや業界の愚痴なんかで盛り上がっていたんですよね。そこで「もし自分がリストラされたらどうする?」という話になった時、「実はお金の守り方について勉強したくて、今先輩MRにお金のこと教えてもらってるんだ。もしよかったら一緒に勉強しない?」と誘われたときの話を、反省も含めて書いてみます。
誘われるまで
友人Aについて
私と同じMR職で年も近く、担当エリアが被っていたこともあり、外回り中に仲良くなった方です。ルート営業のMRあるあるですね。営業中に意気投合して、何度か飲みに行ったりしていました。
業界では早期退職が相次いでいた
製薬業界では、近年特にMR職の早期退職を募集する企業が増えてきていることが知られています。ちょうど2年ほど前もそういった環境の真っただ中で、まだまだ若手ながら私も少し不安を感じていました。今この調子だと、10年後20年後はもっと人員削減が進んでいてもおかしくないな、そういった漠然とした不安です。そういった不安があったからこそ、何か力をつけないといけないよなという危機感も覚えていました。
友人Aから勉強会のお誘い
一方、日々のMR活動については少しずつ自分のペースで仕事が出来るようになっていた時の話です。あるご飯の席で友人Aとも「また早期退職する会社があるらしいな~」なんて話をしていました。その時、友人Aから
と誘われたんですね。漠然とした不安を抱えていたということもあり、これは何かのチャンスかもしれないと思ったのがきっかけで、資産形成セミナーなるものに参加することになりました。
結果として、これは友人Aによる"集客"だったわけですが。
お金の勉強会
MRでFPの先輩B
後日、友人Aについて行くと、私たちより5,6歳年上の先輩Bを紹介されました。BはMRとして働く傍ら、副業としてファイナンシャルプランニングを提供するマイクロ法人の社長業もされているとのことでした。「私はファイナンシャルプランナーです。中立の立場でお金のアドバイスをしますので、安心してください」という自己紹介。
この辺りで、MRをしながらアドバイザーとして二足の草鞋を履くことも出来るのだと、少し驚かされたというのが正直なところです。(社内規定では認められていないようでしたが)
不労所得とは?円の価値とは?
どんな勉強会だったかをまとめてみます。全部で3回だったのでここに書ききれない部分もあります。より詳細な内容については、また別の記事にまとめていく予定です。
大まかな内容としては次の通りでした。
年金が減るからしっかり備えないといけないよ、円の価値がどう変わっていくのかを考えないといけないよ、という話がありました。プレゼンテーションの流れで考えるなら、冒頭の「必要性や危機感をあおるフェーズ」というわけですね。
「E・Sクワドラントにいちゃダメだ」
お話しの中で中盤部分では、
という展開がされておりました。
ここで、クワドラントという言葉をご存知でしょうか。良書として有名な「金持ち父さん貧乏父さん」で触れられている概念なので、ご存知の方も多いと思います。
簡単に書きますと、お金の稼ぎ方には4種類あり、
に分けられるのですが、このうちI(投資家)しかお金持ちにはなれないという考え方です。このセミナーでも、このクワドラントの考え方が引用されていました。
僕自身、この考え方には大賛成ですし、BやIを目指すべきという点もその通りだと思います。セミナーに参加するより前にこの書籍を読んでいましたので、すんなりと同意しました。
ただ、考え方が核心的かつ刺激的過ぎるのでしょう、最近では一部の怪しいビジネスにも使われることがあるそうなので、「B・Iクワドラントに行かなければいけない。だからこの商品を買わないといけない」と安易に結び付けないようにお気を付けください。
うまい話、怪しい話を持ち掛けられたとき、どうすれば自信を持って「No」と言えるようになるでしょうか。正しいことは正しい、間違っていることは間違っていると見極めるには、予め同じ知識量を備えておく必要があります。
金持ち父さん貧乏父さんは、何年もベストセラーになるほどの良書です。良い人悪い人問わず、この考え方を武器に使っています。自分を守るためにも、まだ読んだことが無い方はぜひご一読ください。
最後に提案してきたものは・・・
私が参加したセミナーでの押しポイントは
ここまで来てスッと出てきたのがあるパンフレット。
「さあ、新築ワンルームマンション投資、どうぞ!」
という流れでした。後日判明したのですが、友人Aと先輩Bは最初から組んでいて、新築ワンルームマンションの購入が決まったら二人にキックバックが入る、という仕組みだったようです。
まとめ
この一件がFP取得を目指したきっかけ
お金の勉強は大事です。学校の勉強と異なり、本当に明日すぐ使える知識ですから。ただ、人に聞くのは少しリスクがあるなと、この一件で思いました。話を聞いたときにしっかりと自分で判断できる力をつけないといけないな、そう思ってFPの勉強を始めたという経緯があります。
FPだから中立、とは限らない
自分はガード堅いし大丈夫!と思っていても、仲のいい知人から話を持ち掛けられると、3割増しで光って見えるということを痛感しました。もちろん、中にはすごくいい話もありましたし、勉強になったのは事実です。ただ、全てを鵜吞みにせず、自分のお金は自分で守っていけるような知識とスキルを身に付けていく必要がありますね。
たとえファイナンシャルプランナーであっても、話すことがすべて「私のため」であるとは限りません。うまい話には必ず裏があると肝に銘じておきたいですね。
「さすがに怪しい」SNSで増えるビジネス勧誘の中身とは?
お疲れ様です。たまにInstagramで見知らぬ人にフォローされること、ありますよね。誰だろうと思ってプロフィールを覗いてみると、「お金儲けに興味ある?興味あったら連絡して!」なんて書いてあるアカウントが増えたように思います。彼らの狙いとビジネスモデルを考察してみます。
ちなみに、私個人としては不労所得を得る、増やすことは大正解だと思っています!そのための本当に真っ当な情報は大歓迎です。
Instagramのビジネスアカウント
どんなアカウント?
先日、私をフォローしてきたInstagramのアカウントはプロフィールに以下のような記載がありました。
1、2年思いっきり頑張って20年後までもしくはそれ以上自由な生活送りたい思う方のみメッセージください。
※MLM、ハイプ、ポンジ(投資詐欺)や、FXバイナリー(投機)、アフィリエイト、ブログ等の勧誘ではありません。
細かい話にはなりますが、助詞が抜けている文章を書いているので、読みづらいです。これはいただけませんね。この手のアカウントの特徴としては、次のような特徴が挙げられます。
- フォロー数が、フォロワー数と比べて圧倒的に多い
- 「儲けたい」という心理をくすぐる文章から始まるプロフィール
- 投機やネットワークビジネスではないことを明記している
- 投稿している写真がブランドものや高級料理店ばかり
- しばらくフォローされていたと思ったら、いつの間にか解除
私をフォローしたアカウントに関しては、フォロー1,000に対しフォロワーが40でした。また、投稿されていた写真も、有名ブランド化粧品や最高級和牛でのバーベキュー写真などでした。
副業に興味があれば気になってしまう
正直、「楽してお金を稼ぎたい」という心理は誰にでもあると思います。そりゃあ目を引きますよね。私自身もそういった記事があれば見出しくらいは読んでしまいます。ただ、この手の話がまともであるとは全く思えません。
どんな人がフォローしている?
ちなみに、こちらのアカウントをどのような方がフォローしているのか、中身を見てみました。40人中10人くらいは相互フォローするだけのダミーアカウントで、それ以外には化粧品販売をうたっているアカウントや、同様の儲け話アカウントが大多数を占めている状態でした。
ビジネスモデル
ネットワークビジネス
言わずと知れたビジネスモデルですね。サプリメントやシャンプーなどの消耗品を自分の知り合いに紹介し、購入・加入させることによってペイが発生するというアレです。
加入したときに支払う一時金と、商品の購入代金だけでも数十万円の初期投資が必要で、収支プラスマイナス0にしようとすると相当量の勧誘をしていかないと難しいです。自分のリアルの友人だけでなくインターネット上で効率的に集客していかないことには、稼ぎとして成り立ちませんね。
また、似た名前のネットビジネスというものもあります。SNSマーケティングやWebマーケティングともいわれるのですが、別の記事で触れておりますので、もしよろしければそちらもご覧ください。
管理人も勧誘されたことが
余談ですが、私も以前とある飲み会で知り合った人と仲良くなって、何度か飲みに連れていってもらったことがありました。仲良くなっていくうちに「ネットワーク、興味ない?」と持ちかけられ、そこでお断りしたのですが、その後も頻繁に「最近元気?飲みに行こうよ」という誘いが続くので、縁を切ってしまっております。
人当たりが非常にいい方だっただけに驚きました。本当、どこにどんなビジネスをされている人がいるか、分かりませんね。
投資商品の販売
冒頭でも書いたような、FXやバイナリーオプションを勧めてくるケースもあります。最近では不動産投資を勧めてくるものもありますね。不動産に関しては企業広告を打ち出しているものもあり、一見安全そうにも思えます。
ただ、投資用不動産の良しあしはピンキリで、体力や資金力のない小さな会社や組織は、劣悪な投資用物件を販売してくるケースがあります。そういった会社組織の場合、広告料も十分にかけられませんので、個人を使って集客していくしかありません。ネットワークビジネスと似ているところがありますが、集客後にそのお客さんが投資用物件を買った際に、紹介料としてキックバックを得る、というビジネスモデルです。
試しにセミナーに参加してみました
不動産投資に関しては、友人から「一度一緒に勉強しよう」と誘われてセミナーを受講したことがあります。これもふたを開けたら友人から"集客"されたという話でした。こちらに関しては別の記事で書いておりますので、よろしければご覧ください。
情報商材
「私はこうして儲けました」というありがたい話を聞くために、高額な参加費を求められるというケースです。こちらに関しても、参加費の何割かが紹介者に支払われます。先ほども書いたような投資商品の販売とリンクする部分もありますね。
結局は「キックバック」が目当て
上に書いたものはあくまでも一例で、他にもいろいろなビジネスモデルがあります。ただ、どれも共通していることは、紹介者にキックバックが入るというものです。往々にして、Instagramでフォローしてきた人は広告塔にされているだけで、コンタクトをとると元締めにつながれます。
情弱ビジネス
元締めが直接宣伝すればいいのでは?と思うかもしれませんが、宣伝出来ない理由があります。経済的な理由もあるのでしょうが、一番の大きな理由は"情弱ビジネス"だからだと考えます。要は参加者の危機感をあおるか、もしくは幸せになる将来を想像させて、「今この商品を買うしかない」と思わせることでしか売ることが出来ないものを扱っているからです。
まとめ:誰も「あなたのため」に勧めません
最近増えているSNS上でのあやしいビジネス勧誘について、まとめてみました。コンタクトした先で出てくるものは多種多様ですが、共通していることは「広告料をキックバックとして受け取るビジネス」であるということです。
ものの良しあしについてはピンキリなので一概には触れられませんが、誰も「あなたのため」に勧めてなんかいません。すべて「自分のため」に仕組まれた話です。
マネーリテラシーを高めることが大事と言われて久しいですが、そうした環境に付け込んで怪しい話を持ち掛けてくる人もいる点、注意していかなければなりませんね。
ハンコが必要な話を持ち掛けられたら、その場からは一度ひく。そしてまず親兄弟親友に相談してみる。これが鉄則です。
【設定するだけ】時間効率は無限大!お金に興味がない人こそマッチング拠出を見直すべき
お疲れ様です。老後資金2,000万円問題が言われて久しいですが、いきなり言われてもお金のやりくりって難しいですよね。「そんな、お金の話なんて・・・」とお考えの方もいらっしゃるかと思います。今回は、企業型確定拠出年金を導入している企業に勤めているサラリーマンなら、設定一つで簡単に資産運用が出来て、かつ節税にもなるマッチング拠出について書いていきます。
ちなみに余談ではありますが、老後に2,000万円必要というのは、ゆとりある暮らしをした場合だそうです。誤解を招く発言だったと後に補足されていますが、個人的にはこのくらいショッキングな広報をしたほうがマインドセットが出来て、よかったんじゃないかと思っています。
確定拠出年金
企業型と個人型
毎月のお給料から一定の金額を拠出しながら金融商品(株・債権・預貯金など)で運用し、年金が受け取れるようになったら払い戻されるというものです。企業がまとめて加入している企業型と、個人で加入できる個人型とがあり、最近注目されているiDeCoは個人型に該当します。
一昔前まではiDeCoは企業型に加入できない人を対象にしていましたが、最近では両方に加入できるようになりましたので、二刀流で運用している方も増えてきましたね。
マッチング拠出
企業型に加入している人で、希望する場合は、企業の拠出額にさらに上乗せして拠出することが出来ます。もちろん月々の手取り収入がその分減ることになりますが、その減少分からじゃ考えられないくらいの大きなメリットを生み出すことが出来ます。
金融商品で運用できる金額が増えることによって将来的なリターンが大きくなるのはもちろん、後ほどお話しする小規模企業共済等掛金控除を使うことによる節税効果が生まれます。
「定年までこの会社にいるか分からないし、何十年後の年金のために今拠出しなくてもいいよ」と思っている方も、節税が出来るというメリットだけでもマッチング拠出を始めてみる価値はあるかもしれませんね。
注意点としては、企業が拠出する額よりも多く拠出することが出来ない点があります。「うちの会社は企業型確定拠出年金入ってるんだ!節税にもなるっていうなら、せっかくだから余剰の資産300万円を一気につぎ込んでおこう!」なんていう使い方は出来ません。節税として反映される金額も、その年に支払った額のみとなります。
加えて、当然ではありますが金融商品での運用になりますので、元本を下回るリスクはあります。どうしても元本は保証してほしいという場合であれば、定期預金型の商品にしておくことでそのリスクを回避することが可能です。(個人的にはおすすめ出来ませんが。)
小規模企業共済等掛金控除って?
初めてこの文字を見た時に「これは中小企業向けの制度かな?」と思ってしまってスルーしてしまった記憶があります。どこで語句が切れるのか分かりづらいですよね。笑
よくよく調べてみるとものすごく素晴らしい制度でした。確定拠出年金の元本として個人が支払った額は、その年の所得控除から差し引くことが出来る制度です。税額控除ではなく所得控除ですので、上乗せした金額がまるまる節税になるわけではありませんが、塵も積もればなんとやらです。
例:年収600万円で月に1万円の拠出なら?
例えば、年収600万円で毎月1万円ずつマッチング拠出をしたとします。1年間のマッチング拠出金額が12万円になりますね。
マッチング拠出をしなかった場合、所得税と住民税で年間140万円前後になります。一方、年間12万円のマッチング拠出をした場合、他の条件によって金額は変わりますが、35,000~40,000円程度節税することが可能です。
管理人のポートフォリオは?
ちなみに、私の運用割合もご参考までにご紹介します。
外国株8割・日本株1割・外国債券1割というハイリスク配分をしております。いろいろな考え方があるとは思いますが、基本的には「株式比率=120 - 年齢」の式を参考にしています。私自身、退職まで(勤め上げるかどうかは別として)まだまだ時間がありますから、リスク先行で組んでいます。
入社直後はしばらく定期預金型にしておりその分の時間を活かしきれなかったのが悔やまれますが、それでも組み替えてからは順調に資産運用出来ていると思います。直近では世界株高の波もあり、今のところの運用益は+34%ほどとなっています。
まとめ:かける時間ほぼゼロで資産運用と節税に
いかがでしたでしょうか。今回はマッチング拠出のメリットを中心にまとめさせていただきました。
マッチング拠出は、社内の設定を少し変えるだけで誰でも使える制度です。始めるだけならおそらく1分2分くらいで済むかと思います。それで長期的に資産運用と節税とダブルで恩恵があるんですから、時間効率は無限大といえるのではないでしょうか。
運用する商品の情報収集に少し時間がかかるかもしれませんが、時間で増やす効果を最大限に高めるには勉強し続けることが大事ですね。いろいろ勉強してみたけどやっぱりリスクをとりたくない、という人でも、元本保証の商品の比率を高めたうえで拠出額を増やすだけでも節税効果が使えます。
お金に興味が無いからそういう勉強もするのもなあ、と思わず、ほぼほったらかしでよくてこれだけメリットの大きい制度を活用していくべきだと思います。
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以上です。ご覧いただきありがとうございました!
はてなブログProへアップグレード!初日に実感した5つの圧倒的楽しさ
お疲れ様です。本日、はてなブログの無料会員を卒業し、晴れてProへアップグレードいたしました!この記事をご覧になっている方の中には、今まさにProにしようか迷っていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。
本日は、無料版から切り替わったばかりの新鮮な気持ちのうちに、実際に分かった無料版との違いを書いていきます。
無料版での投稿
何日間くらいやってたの?
初めてはてなブログに登録してブログ活動を始めたのは、2021年3月半ば頃でした。そこから1か月少々無料版で活動させていただいております。投稿日数は45日(45投稿)です。
お恥ずかしながらPVはからっきしです。題材にしていることが雑記寄りでもありニッチな領域ということもありますので、最近でこそ1日5~10人ほどの方にご覧いただいておりますが、最初の2週間くらいはPV0の日が続いていましたね。
無料版の満足度は
個人的には結構満足していました。気軽に投稿できるはてなブログのシステムが気軽に投稿・編集できるということに加え、僕自身もhtml、cssの勉強が出来れば~なんて思っていました。さらに今までブログを書いたことが無かったということも相まって、無料版でも楽しんでいたんですよね。
不満と言えば、Proへアップグレードする前から思っていましたが、やはり広告がたくさん出てきてしまうところですね。普段からスマホでネットサーフィンすることが多いので、自分が訪問者になっているときはあまり気にしないのですが、いざ自分のブログとなると「えー、なんでこんな広告…」なんて思うことも多々ありました。
複数のブログが持てたり、1か月間の写真の投稿容量が大きくなったりという利点もありますが、こちらに関しては無料版で事足りていました。
Proで実感した快適さ
広告フリー
これが一番感動ですね!いざ自分のブログから広告がなくなるとこんなにも清々しいのかと思い知らされました!しわ一つないホテルのベッドに、誰よりも早くダイブするかのような解放感です(?)
レイアウトを細かいところまで編集しようとするときも、全てが自分の思い通りのパーツで組み立てられるので、すごく快適になりました。Proにしたら広告がなくなると分かっていてもこれだけ嬉しいので、あると意外と厄介なのかもしれませんね、広告。
カード形式の記事リスト
記事のレイアウトを自由に決められるって言うのも、予想以上に快適でした。ブログといえば、やっぱりカード形式でサムネイル表示にして見てもらいたいものですよね。
ブログテーマを一新してデザインcssも変える必要があったので、この際イチからレイアウトを改造しよう!と、いろいろなブロガーさんから勉強させていただきました。
細かい話ですが、タイトルの行数とかタグの色まで、自分で決められるとやっぱり楽しいです。
カスタマイズの自由度
記事リストの表示形式ももちろんですが、ヘッダーとフッターもオリジナルでデザイン出来るようになって、やりこみ気質な僕にとってはいいおもちゃでした。笑
この辺の自由度については、はてな公式やいろいろなブロガーさんが解説しているような「無料版との違い」には触れられていないところでもあります。実際にやってみないと分からない面白さというか。自由度と一言で言ってしまうと簡単ですが、ある意味一番大事な要素ではないでしょうか。
フリーページを作れる
地味にありがたかったのが、フリーページを作れるということ。今日はお問い合わせフォームとプライバシーポリシーの作成しか出来ませんでしたが、ブログとは別に、少しずつ追記していくお役立ちページなんかにも使えそうですし、これから楽しみです。
独自ドメインでオーナー感
世界に一つだけ!この言葉だけで十分ですね。無料版の時は「ひとまず名前つけるか~」なんていう軽い気持ちで命名したということもあり、実は少し後悔しておりました。今回は結構考えましたよ!それもさらに愛着がわく要因ですね。
昨日の自分を少しずつ超えていけるように、努力していけるようにという思いを込めて、新しいドメインで再スタートです!
モバイルUIをデザイン出来る
色々な人に見ていただきたいというのは当然思っていたことで、であればモバイル端末での見え方をなんとかきれいにしたいな~っていうのは無料版の時に強く感じていました。今の時代、気になった情報はすぐにスマホで調べようって思いますし、せっかくブログを書くのであれば魅力的なUIにしたいですよね。
実をいうとハンバーガーメニューとか、ボトムメニューを実装したかったのですが、そこまでの腕と知識がなく、今日のところは断念。ただ、記事リストもカード形式で映るようになったのでよし!
(番外)意外と大変だったこと
google サーチコンソールや、googleアナリティクスの再設定に少し手間取ってしまいました。本当はこまめにチェックすべきなんでしょうが、無料版でブログを開始したときに初期設定をしたっきりで、そのあと細かいところまで使いこなせてはいなかったので、いざドメイン変更となると何をしたらいいのかさっぱりでした。結果としてはドメイン変更だけなのでそこまで大がかりな作業もなく、ほっと一息。
今日の作業の中で最大級に大変だったのは、PC版トップページのグローバルナビですね。これの実装だけで3時間はPCとにらめっこしておりました。ナビがきれいに横並びになってくれなかったり、スクロールしてもいい位置で固定されなかったり…。まだまだマークアップ言語の腕もないなあと痛感させられました。本当は2層テーブルでのグローバルナビにしたかったのですが、1層で断念。また少し余力のある時に実装していこう。
まとめ:自由度が高いと楽しい
広告がなくなったり、レイアウトの自由度が格段に上がったりと、予想以上に快適な要素が盛りだくさんでした。まだまだ課題はありますが、ひとまず見てくれはそれらしくなりましたし、モバイル端末でもカード形式で表示されるようになったので満足です。
今日は我ながら頑張ったし、もう切り上げて一杯飲みましょうかね。時間見つけて細かいアニメーションとかにも挑戦していこうと思う、今日なのでした。
【談合問題】さすがに息苦しくない?医薬品卸業界に漂うギスギス感
今日もお疲れ様です。世間を騒がせたJCHOへの入札を巡る卸談合問題。ようやく当事者の処分が決まりつつありますね。今回はそちらをテーマに、現場で感じる医薬品卸さんの息苦しさをMR目線で書いていきます。
(目安:2分)
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【応用情報/7日目】2章まで終了!今さら2次元配列を知る。
今日もお疲れ様です。記述問題の洗礼をあびながら、やっと2章まで終えました。秋期試験を見据え、まずまずのペースでしょうか。今回は2章の章末問題で出てきて今さらながら理解できた2次元配列をテーマに書いていきます。
(目安:1分)
【目次】
2次元配列
2次元配列とは?
文字通り配列の一種で、それぞれの要素が行と列で指定できるものです。配列が線だったのに対して、面になったのねーというようなイメージでしたが、まあ概ねその通りだったかな。
(ちなみにgoogleで"2次元配列"を検索すると、トップには2004年に作成されたページが出てききて少し笑いました。当たり前ですがそんなに前からプログラミングを勉強してかつインターネット上に公開している人がいることに驚きました。先駆者たちすごいです。)
余談:行と列の覚え方
高校数学で数Ⅲをとっていなかったので、行列に直接であったのは基本情報の勉強を開始してからでした。それまで行列について唯一知っていたことは、行列のタテヨコの覚え方のみでした。せっかくなので共有します。
エクセルで例えると分かりやすいと思いますのでエクセルで。
「行」を漢字で書くときに、4画目と5画目で横に2本しゅしゅっと書きますね。一方「列」の場合は、5画目と6画目で縦に2本しゅしゅっと書きます。つまり、エクセルでいうところの「行を増やす」というのは、1,2,3・・・と数字のほうに新しく1行追加するということで、列の場合ならA,B,C・・・とアルファベットの方に1列足す、ということを指します。
このイメージで覚えると一瞬で覚えられます。高校時代に数Ⅲをとっている友人に雑談の中で教えてもらった覚え方が、こんなところで役に立つとは思いませんでした。ありがとう!
参考図書はこちら
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2次元配列の要素の指定
ここに2次元配列 X[ [ 0 , 1 ] [ 2 , 3 ] [ 4 , 5 ] [ 6 , 7 ] ] を考えます。
1次元の配列の時のように、それぞれの配列を取り出すときの指定方法は、
X [ 0 ] や X [ 2 ] のようになりますね( X [ 0 ] は [ 0 , 1 ]、X [ 2 ] は [ 4 , 5 ] )。
この場合ですと、2次元配列から1次元配列を呼び出した形になっています。
では2次元配列から個々の要素を呼び出すにはどうしたらいいでしょうか?2章の章末問題で躓いたところはここでした。
例えば4のみを呼び出したい場合は、
X [ 2 ] [ 0 ]
とすることで呼び出すことが出来ます。2個並べるのかー、なるほどね!
応用情報のテキストには、この辺の基礎的な情報が解説されていませんので、初心者には少し時間のかかる部分もありますね。
まとめ:自分で気づくと記憶に残る
検索すれば、この程度のことであればすぐに解法が見つかります。ただ、30分くらいテキストとにらめっこして自分で気づくと、ものすごく気持ちがいいですし記憶にもしっかり残りますね。秋期の試験まではまだ半年近くあるので、テスト対策だけの勉強にせず、考えながら応用力を培う勉強を継続したいと思います。
ここまでの累計勉強時間は 11 時間!
【連続リストラ】え、また?ノバルティス3年連続早期退職。外資にとって人材とは
今日もお疲れ様です。日刊薬業にピックアップ記事で載っておりました。3年連続なんていうこともあるんですね。かたやユナイテッド航空のCAが不当解雇を訴えて提訴したなんていうニュースもありましたし、雇用に関する話題が次から次へと出てきます。今日はこちらのテーマに触れていきます。
また、2015年から2021年までに業界全体で実施された早期退職についてもまとめておりますので、ご興味がありましたらそちらもご覧ください。
今回の早期退職は
広い領域の管理職が対象
今回の早期退職では、プライマリー・オンコロジー・眼科領域など広くすべての領域が対象となっています。過去2年間はプライマリーとオンコロジーとで人員のバランスを調整する目的だったようですが、今回は営業部隊としての規模を縮小するという目的がありそうです。
テレワークでスリム化?早期退職の理由と目的
世界的大企業ですから、活動方針も先進的なものにシフトしていくのかなとも思います。同社によると、今回の早期退職はデジタル化へ対応するためのものではないとしています。あくまでも目的は将来的に発売を見込んでいる製品ラインナップを考えてのことだとしていますが、それであれば3年連続というのはいかがなものでしょうか。
とはいえ、今回の早期退職の理由と目的は、やはりプライマリー領域の薬剤に依存した体制から、高付加価値のスペシャルティ薬剤による収益化へシフトするために必要だったことは間違いありません。1回目がプライマリー、2回目がオンコロジー、3回目が広く浅く、という枠組みで実施されていることを考えると、最初から3年連続が既定路線だった感も否めません。
人員のカットを小分けにして現場の引継ぎショックなどをこなしながら、営業部隊を全体的に縮小したかったということでしょう。
担当が入れ替わりすぎて
急激な組織変更と領域の変化により、現場のMRもめまぐるしいサイクルで異動しています。エクメットを手放したタイミングでそれなりの配置換えがあったのでしょう、同じエリアを回っていた親しかったMRも、赴任したばかりでしたが異動になっていました。
そのほか、一時期は二人体制で担当していた施設も、半年間二人体制だったかと思えばまた一人態勢に逆戻り。医師の方々も「少し不親切では?」という印象を持っていました。
ユナイテッド航空のCAも大量リストラ
米航空会社 社員36,000人を解雇
パンデミックに伴い国際間の行き来が減りました。主要な空港も封鎖され、これら交通機関は大打撃を受けていましたね。そんななか2020年10月にはアメリカの航空会社 ユナイテッド航空が従業員の約4割にも相当する数の36,000人を人員整理すると発表。さすがアメリカ、ド派手です。
外資にとって人材とは
今回のユナイテッド航空の人員整理によって、国内の従業員も解雇されています。今月に入り、これを不当だとして元乗務員がユナイテッド航空を提訴しました。原告らは、
「コロナ禍の中で、必要無くなれば、20年勤めようが30年勤めようが一方的に理由も告げずに解雇されてしまう」
「会社は、どうしてこういう状況を、正当だと思うのか」
と訴えています。(出典はこちら:YouTube ANNnews)
情や気持ちの面では言いたいことは分かります。ただ、これでは人員整理が無効になることはないと思います。まず大前提として会社は利益を出すための組織であり、従業員はそのための労働力ですよね。言葉は悪いですが"所有物"です。決して雇用が先にあってその後に利益を出すという構図ではなくて、あくまでも利益を出すために労働力を使うという構図です。そのため、移動が禁止されてどうやったって利益が出せない以上、雇用も守れないのは当然です。
酷なようですが雇用することが目的の組織ではありませんから、会社がいらないと言えばそれまで。そのあたりは外資系企業の決断の速さはレベルが違いますね。理由も告げずに解雇された、とのことですが、正直な話、理由は明確ではないでしょうか。20年、30年勤めたから会社に残れるという考えも、生産性向上を考えればますます減っていくでしょう。
余談ですが、年齢に見合う能力があるかどうかという視点で、「MRの人的資本」の話も後日書いてみようと思います。
まとめ
不安を減らすにはまず情報収集から
私なりに、10年後を見据えて生き残るにはどんな力があればよいかを考えました。別の記事にまとめておりますので、もしよろしければそちらもご覧ください。
リストラの話が、いつ自分に降りかかってくるか分からないというのは、本当に不安ですよね。MRとして働いている方の中にも、このまま逃げ切れるんだろうかと思っている方も多いと思います。
不安を少しでも減らすために、より一層仕事に邁進したり、資格の勉強をしたりと人それぞれいろいろな取り組みをされていると思います。私個人としては、まずは会社の外の情報を収集することが、大事だと思っています。
例えばOB訪問なんていかがでしょうか。転職サイトでは表面上の情報しか入手できないことも多いですが、直接業界の人と話せるOB訪問でしたら、自分が本当に気になっている情報を聞くことが出来るはずです。
最近注目されているOB訪問サービスを一つご紹介させていただきます。
- 社会人向けOB訪問サービス!経営者とも会える!
- 従来の転職サイトとは異なり、本当に聞きたいリアルの話を直接聞ける!
- 自分の経験を聞きたいという人と繋がることも可能。報酬は最大10,000円!
- オンラインで実施できるので、手軽な副業にも!
転職エージェントや転職サイトと併用しながら、希望の職種や会社のリアルな話を経験者から聞いてみてはいかがでしょうか。
明日は我が身
今回は外資系企業のリストラに関する記事と自分なりの考察を書いてみました。さすが外資系企業といった印象です。ただ、外資だからあぶない、内資だから安泰ということは決してないはずです。今回の早期退職の記事にもありましたが、他にも早期退職を検討している企業がいくつかあるとのことです。
2020年本決算も発表され始め、コロナ禍の影響がどの程度だったか少しずつ明らかになっていきますが、製薬企業も打撃を受けていることは間違いありません。プライマリー領域に依存した収益モデルも立ち行かなくなってくる中、自社の労働力を資産と捉えるか所有物と捉えるかで、今後の雇用も変わってくるでしょう。
【2020本決算】2トップが大幅減益って大丈夫?アステラス・第一三共の本決算を読む!
今日もお疲れ様です。GWを前に、いよいよ2020年度3月期決算の発表シーズンになってきました。製薬企業としてはアステラス製薬と第一三共が27日に発表されたところです。国内メーカーとしても大きい2社の決算内容を読んでみようと思います。
(※ここでの2トップは、決算発表が最も早かった2社という意味で使っています)
(目安:2分)
【目次】
アステラス製薬
38.3%の減益
(億円) | 2019年度 | 2020年度 | 増減 | 増減率 |
---|---|---|---|---|
売上収益 | 13,008 | 12,495 | -513 | -3.9% |
営業利益 | 2,440 | 1,361 | -1,079 | -44.9% |
当期利益 | 1,954 | 1,206 | -748 | -38.3% |
上記は2021年4月27日発表の決算短信より抜粋しています。
ご覧の通り、売上収益はほぼ横ばいですが、営業利益は前年比-44.9%、当期利益は-38.3%で着地しています。
セレコックス国内独占販売期間満了の影響
決算説明会資料によると、大幅減益の理由は以下の通りです。
- ・COVID-19による受診控えで減収
- ・国内独占販売期間満了の品目があることが影響
- ・開発中止品目と、開発途上品目の資産価値見直し
受診控えは確かにそうですね。これに関しては製薬企業全体に影響があるかと思います。独占販売期間満了の影響というのも、製薬業界らしいというか。特に国内のプライマリー領域製品を扱うメーカーはこういった契約を結ぶこと、多いですよね。
減少要因として、セレコックスやベシケアは大きいですね。それぞれ市場でもかなり浸透しておりポテンシャルのある薬剤でしたから、売り上げへの影響も相当なものだと思います。
とてつもなく高い営業利益率を維持
2019年度ほどでないにしても、高い営業利益率を維持しています。業界の中でも屈指の高い営業利益率を誇る会社ですし、この状況下でも維持できるというのは素晴らしいですね。研究開発費も、目標としている毎年2,000億円を継続していますし、安定した経営がうかがえます。
2021年度以降は泌尿器・がん領域・Rxへ拡大
イクスタンジを中心に、泌尿器領域への注力を加速するビジョンを描いています。特にイクスタンジに関しては、2021年度には2020年度に比べて約1,000億円の売り上げ増加を目標として掲げており、会社としての屋台骨へ選択と集中をしているようですね。
開発ラインナップにも白血病や泌尿器系のがん領域が多く、ポストイクスタンジを見据えた製品群が盛りだくさんです。加えて、医薬品以外の領域にも積極的な投資をしており、将来的にプライマリー領域の薬剤が手薄になった時の戦略として、種をまいている時期といえると思います。
第一三共
41.2%の減益
(億円) | 2019年度 | 2020年度 | 増減 | 増減率 |
---|---|---|---|---|
売上収益 | 9,818 | 9,625 | -193 | -2.0% |
営業利益 | 1,388 | 638 | -750 | -54.0% |
当期利益 | 1,291 | 760 | -531 | -41.2% |
上記は2021年4月27日発表の決算短信より抜粋しています。
アステラス製薬同様、こちらも売上収益はほぼ横ばいです。営業利益・当期利益も減益となっていますが、アステラス製薬と比べると、減益幅が大きいですね。
メマリー特許切れと抗インフルエンザ薬の影響
大型製品であったメマリーの特許切れと、イナビルの売上減少が大きいですね。特にインフルエンザに関して2020年度は全くと言っていいほど流行らずでした。第一三共のみならず、塩野義製薬もかなりの痛手が見込まれますね。
アステラス製薬同様、注力している中心製品(タリージェ、エンハーツ)は大幅に伸びているものの、これら特許切れや受診控えなどによるダメージはカバーしきれなかったのでしょう。
海外売り上げにも救われる形に
国内の主力品目でもあるリクシアナが、グローバルでのシェアを伸ばしています。超巨大市場である中国においても2020年末に国家医療保険リストに収載されており、当面の数字を稼ぐ主力品目として注力していくものと思われます。
2021年度以降はエンハーツのエビデンスが続々
アストラゼネカ社との巨額の提携で一時期話題になりました。国内でもすでに乳がん・胃がん領域に適応を取得しており、今後の適応拡大に向けた数々の試験が走っているようです。
加えて、世界各国でも承認に向けた調整が始まっており、ポストリクシアナに向けて着々と仕込んでいる様子です。
まとめ:製薬企業もコロナでアゲンスト
製薬企業も2020年度の本決算が発表され始めました。アステラス製薬と第一三共が先陣を切りましたが、2社とも大幅減益であり今後の決算を控える企業にも、不穏な空気が流れていそうです。どこも等しくコロナ禍による受診控えで減収になっていることは間違いないかと思います。
ただ、肝心の中身を見る限り、個人的には全然問題ないというか、むしろ明るい印象を受けました。まず受診控えや期間満了・特許切れはしっかり織り込んでいます。そのうえで両社とも研究開発費に惜しげもなく資金を投入し、領域は違えどオンコロジー製品のラインナップ拡充に向けて着々と仕込んでいます。一時的に決算書が赤くなったとしても、必要な投資であり、中期目線では全くブレていないなという印象ですね。
この2社に関しては2020年度増配もしていますし、まだまだ強気です。アステラス製薬なんかは利益率もよく、もっと株価があがってもいいものと思うのですが…。第一三共はPERから見てもうしばらく入れないです。笑